ロシアで母になる

国際結婚、ロシアで出産、そして母になった私。波乱万丈な日常ブログ

服が気持ち悪い「克服体験記」子供の感覚過敏「触覚過敏」1

 

今回は、次女の現在進行形で続いている感覚過敏「触覚過敏」のお話です。

 

感覚過敏ってなに?

感覚過敏にも色々あります。例えば、次女が抱えている問題「触覚過敏」。ある日突然着られない洋服が出てきます。それについては下記で詳しく書いていきます。他には、「聴覚過敏」ーほとんどの人が気にならない特定の音が耐え難く苦手に感じること。「視覚過敏」ー特定の色や光を敏感に感じ苦に感じること。

このように、感覚過敏を持つ人は、その事で生活に色々な不便を感じています。

 

次女の「触覚過敏」がはじまった経緯

次女が4歳になった頃、ようやくロシアの幼稚園が決まりました。幼稚園が決まるまでの間、次女は幼児教室などに通っていましたが、母親の私とべったりの生活だった為、ロシア語があまり話せない状態でした。それでも、同年齢の子供達がみんな幼稚園に通い始めたので、言葉の不安はある反面、幼稚園は楽しみでもあった様子でした。

通い始めの頃は、うまく言葉で表現できず、集団行動はとっているけれど周りをじっと観察している感じでした。クラスの先生が大好きになって、先生の側にいることで安心し、自然と友達の中にも入っていけるようになっていったので、私もホッとしたのを覚えています。

それから、入園して2か月経った頃でした。娘が頻繁にズボンを下にずらす動きを見せ始めました。パンツ見えちゃうからやめようね~と言うと「痛い」と言うのです。もしかして爪などで傷つけちゃったかな~。膀胱炎とかになっていたら大変。病院で診てもらい尿検査などもしましたが異常なし指摘すればするほど余計にやってしまうかもと思い、あえて知らないふりをしばらく続けていました。

 

下着が気持ち悪くなる

日に日にズボンを気にする回数が増え、幼稚園の先生からも指摘されるようになりました。そのうちに、今度は下着が気持ち悪いと言い始めたんです。まず、キャミソールやタンクトップ型の肌着が着れなくなりました。脇に触れる感触が気持ち悪いと言います。それから、パンツをはくことが苦痛になりました。正確に言うと、パンツの上にズボンをはくことが気持ち悪くなったんです。朝の着替えが苦痛の時間になりました。うちにあるすべての下着、洋服を毎朝ひっくり返して、何度も着替えをして・・・。その間、娘は気持ち悪いと泣き叫びます。洋服がきれず幼稚園に行けない日もありました。

小児神経科で「触覚過敏」を知る

今まで何でも着れていた娘が、突然洋服が気持ち悪いというようになるなんて、私にも何が起こっているのか分からず、ロシアの小児神経科に行きました。そこで初めて「触覚過敏」というものがあることを知りました。その感覚は、到底普通の人には理解できない「気持ち悪さ」なのだそうです。原因は不明ですが、出来ることは、その「気持ち悪さ」を取り除いてあげることだけでした。そして、気持ちをリラックスさせるお茶などを勧めてくれ経過観察となりました。

反省と模索。理解の難しさを知る

この問題が始まった時、私は、娘が幼稚園に行きたくないから、洋服が着れないとわがままを言っているのかと思っていました。なので、説得して、時には叱って何度も「気持ち悪い」ものを着替えさせていたんです。というのも、着替える時は発狂したりしますが、何かに気を取られたり、着替えてしばらくすると気持ち悪さが消え、何事もなかったようになるからです。

娘の苦痛を理解してあげることができなかった自分に反省し、それから色々と苦痛を取り除く模索を始めました。

 

親の意識を変えること

まず、私自身が変わらなきゃって思いました。女の子だから、かわいい洋服を着せてあげたい!その気持ちを捨てました。着れる服があるだけいい、気持ちよく着てくれるなら2サイズ大きい服でもいいじゃない。おしゃれは二の次と考えるようになりました。

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人に迷惑をかけないのであれば絶対こうでなければダメ!という考えも捨てました。パンツがどうしてもダメな時は、先生の理解もあって、そのままズボンをはいて登園したこともあります。

そして、私が絶対に守ってあげるから!と決心しました。このまま何も着れなくなったらどうしようと本当に不安で、私自身体中に異変を感じる程悩みに悩んだりしました。でも、その事にだんだん腹が立ってきました。私を試そうとしてるのかー。だったら受けて立つ!と。負けず嫌いのカンカルに火が付きました(笑)。

 

おわりに 

もし、同じように子供の触覚過敏で悩んでいる方がいたら、ここにも頑張っている親子がいますよーと伝えたいです。

次回、この10か月で私達親子がとった対策をいろいろとご紹介したいと思います。

うちには関係ないわ〜と気にもとめていなかった事が突然起こることもあるんです。そんな話もあるんだな〜と、一人でも多くの人に関心を持ってもらえたら、社会の中で、感覚過敏の理解が広がっていくのではと願っています。 

 

また、長女(2歳)の恐怖体験から、約半年間、車以外の乗り物に乗れなくなった話を書きました。よろしければご覧ください。